相続税の算出方法

相続税の算出方法は複雑なのでぜひ専門家へ

相続税のかかる人の割合は約4%と言われています。ただし、この割合は現行の制度での話です。平成27年1月1日からは基礎控除が6割に改正され、約6%の人に課税されるようになると予想されています。「自分たちには関係ない」と思っていた人も被相続人が生命保険にしっかり加入していたり、ちょっとした不動産を所有していたりすると相続税がかかってくる可能性は大いにあります。相続が起きた際に納税資金がないとか税金のために財産を処分しなければならないとか配偶者や子供に迷惑がかからないようにしっかりと資産運用するとともに節税対策、納税資金対策をやっておく必要があります。

さて、相続税の算出方法ですが、まず誰が財産や債務を相続するのか決めるために相続人を確認しなければなりません。配偶者と子供しか相続人がいないと思っていたら、実は養子がいたとか認知している子供がいたというケースもありますので、戸籍謄本は必ず確認する必要があります。あと、よく忘れがちなのが子供が先に亡くなっていて、その子供の子すなわち孫がいる場合にはその孫が代襲相続人となるので注意が必要です。

相続人が確認できたら財産や債務などを洗い出していきます。財産や債務は相続税評価額を計算します。財産は土地や建物が閉めることが多いですが、土地は所在地によって路線化方式と倍率方式のどちらか該当する方法で計算します。路線化方式の場合、毎年7月ごろに国税庁が発表する路線化にもとづいて奥行と間口、土地の形で評価を補正します。倍率方式の場合は国税庁が定めた倍率に市町村が計算した固定資産評価額をかけることで計算します。

建物は固定資産評価額が相続税評価額となります。土地や建物は自分で使っていた場合はそのままの評価ですが、賃貸している場合は若干評価が下がります。その他の財産としては現金や預金、有価証券、生命保険金、貸付金、貴金属、骨とう品、車などお金に換金できるもの、すなわち経済的価値があるものはすべて相続税評価額を計算していきます。

続いて借金や未払金、葬式費用などをまとめていきます。財産や債務がまとまったら遺産分割協議を行い、誰が何を相続するか決めます。分割協議が整ったら財産から債務などを差し引いた純財産を計算し、その金額から基礎控除を差し引きます。基礎控除は例えば相続人が3人の場合は5,000万円プラス1,000万円×3人で8,000万円となります。純財産から基礎控除を差し引いた金額を仮に法定相続分で各人に按分して、その金額をもとにに仮の各人の相続税を計算します。計算した税額をすべて合算し、その金額を分割協議で決めた割合で按分して最終的に各人が負担する税額を計算します。

相続税の計算は複雑です。がんばれば誰でも計算は出来ると思いますが、その労力と時間は計り知れないものがありますので、多少費用はかかるとは言え、専門家に相談することをおすすめします。

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